重役が参加する会議や取引先のおもてなしなど、大切な場面で用意するお弁当選びは限られた予算の中で間違いのないものを選ばなくてはいけません。手配を任せられたのはいいものの、どのようなお弁当を選べばよいか不安を感じる方も多いのではないでしょうか?
毎回同じお弁当では代わり映えがなく、かといって大切なシーンでのお弁当選びは失敗したくない。そのようなお悩みを抱える皆さまへ、今回は大切な会議や接待といった場面でのお弁当について、選び方や注意点などをご紹介します。
高級弁当が求められるシーンと選び方のポイント
役員会議
社内の重役が集まる役員会議は、会社の方向性を決める話し合いがされます。緊張感のある会議の中、食事の時間は気持ちをリラックスさせる上でも大切になるでしょう。
役員会議用のお弁当選びのポイント
企業の重役が集まる会議では年齢層も比較的高くなることが予想されますので、揚げ物などの脂っこいメニューは控えめにするのが無難です。役員の方々に満足していただけるよう、おすすめは質の高い和食になります。
また人数が少ないようであれば事前に好みをリサーチしておき、メニューに盛り込むのも良いでしょう。
取引先との接待
取引先への接待で用意するお弁当は、大切な商談相手に会社へのいい印象を持っていただくきっかけにもなります。
取引先の接待用お弁当選びのポイント
接待の場では、来客をおもてなしする心遣いの感じられるお弁当が必要です。お料理に品があり、味だけでなく見た目の華やかなものを選ぶと喜ばれるでしょう。
可能であれば事前に好みを把握しておき、メニューに反映できるとベストです。また飲み物に種類を持たせ、予備のおしぼりや箸を用意しておくなど細やかな配慮も大切です。
研修・セミナー
研修やセミナーのお昼は、食事をしながら参加者同士がコミュニケーションをとる時間として大切にされることもあります。
研修・セミナー用のお弁当選びのポイント
研修やセミナーには幅広い年齢層の方々が多く集まるので、全員分の好みを反映させるのは難しくなります。さまざまなお惣菜が少量ずつバライティ豊かに入ったお弁当を選ぶことで、多くの人がお弁当を楽しめるでしょう。
高級弁当を選ぶ際の注意点
参加者のアレルギーを事前に確認する
アレルギーは知らずに食べてしまうと大変な症状を引き起こすため、事前確認は非常に重要です。参加者へ事前に確認をしておくとともに、必要に応じては別メニューを用意して対応します。
当日もアレルギー成分を明示しておくことも忘れないでおきましょう。
飲み物について確認する
お弁当に飲み物がセットで付いているのか、別途料金が必要なのかを確認しておきましょう。おもてなしのため数種類の飲み物を用意しておきたい場合は、何が選べるのかも把握しておくと安心です。
大事な場面で失敗しない!高級弁当を出す際のマナー
配達時間は食事開始の30分前までに
受け取り時間はお昼の直前ではなく、30分前など余裕を持って設定しましょう。
会議や研修の進み具合によっては、お昼の開始が予定より前後することもあります。早めの受け取りをしておくことで、スケジュールの変更にも柔軟に対応できます。
座席の位置を把握
役員会議や接待の場面では、お弁当を配る順番も重要になります。
一般的な応接室や会議室では、出入り口から最も遠い席が上座として扱われます。事前に座席を確認し、適切な順番を把握しておきましょう。
お茶やおしぼりを先に配る
お弁当を配る際は、お弁当より先にお茶やおしぼりをお出しするのがマナーです。こちらも上座から順番に配り、そのあとにお箸とお弁当を配膳しましょう。